フリーランスの方はもちろん、営業の方や、業務上お見積りを作成する必要がある皆様へ。
見積書は作成しただけでは利益を生みません。先方に選ばれてはじめて、価値のある見積もりを作成したことになります。
では選ばれる見積書を作る為に、コツやポイントをご紹介します。
受注後にトラブルが発生しないよう、商品名、数量、仕様など基本的な項目はしっかりと記載する必要はありますが、更に一歩踏み込んで、相手が得られるメリットまで記載できるとベストです。
例えば、壁紙10mの見積もりだったとして、
壁紙(Extra antibacterial) 10m 48,900円
と商品名と金額だけが羅列されている見積書と、下記のように効果など相手のメリットまで記載されている見積書ではどちらが印象が良いか一目瞭然です。
壁紙(Extra
antibacterial) 10m 48,900円
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もちろん相手が商品やサービスを熟知している場合は、こういった内容は記載する必要はないかもしれません。ただ担当者は詳しくても、決済者の社長はそうでもないのに、最終判断は見積書を見て社長が決めるというケースも少なくはありません。可能な限り、相手にメリットを伝える努力をすることをお勧めします。
見積書に有効期限などを入れることで、相手も検討できる期間が明確となり、この日までに答えを出さなければという、タスクが明確になります。もし割引などを入れる場合は、それが期間限定的なお得な見積もりであるというイメージを与えることもできるでしょう。
注文に至らない(失注)の中でも、多い要因の一つが「なんとなく、やめた」です。
検討しているうちに、日常の業務に追われ、いつも間にか商品を買おうとしていた熱が冷めてしまい、必要だと思っていたけど、とりあえず今はいいかとなってしまうパターンです。
そうならない為にも、有効期限を設定しておけば、期限日近くに「提出したお見積りですが、期限が近くなったのでご連絡しました。ご検討状況はいかがでしょうか?」など再度連絡する大義名分が得られます。
また扱う商品などによっては、見積もり提出後、数カ月以上あとになって、発注や契約申し込みをしてくる場合なども多くあります。原材料や人件費の値上がりなどで、受注ができない場合は、有効期限が設定されていれば、スムーズに再見積となる旨を了承してもらえます。
お支払い方法や、お支払い条件も明確に定められている見積書は、検討する側にとっても安心感につながります。
また事前に、支払い方法や条件、支払い期日などがわかっていれば、契約前に擦り合わせることができ、その後の納品までの取引もスムーズに進めることができ、信頼感アップにもつながります。 相手の不明点や、不安に感じる部分を徹底して取り除くことで、よく気が回る業者という印象を与えることができます。
発注側としては、多少の価格差があったとしても、細かいことまで考えてくれている業者に依頼したいと思うものです。
検討後、もし発注したいとなった場合の次のアクションは、できるだけ明確に記載しておくことをおすすめします。
電話をすればいいのか?メールで返信すればいいのか?申込書を郵送すればいいのか?などです。 見積書での検討は、相手にとっても労力のかかる作業です。できるだけ条件がいい業者に、できれば一刻も早く注文してしまって、この苦痛から逃れたいのが発注者の心情です。ゴールが明確に見えていれば、そこに早く到達したくなります。
ですからゴールでまでの道のりは、できるだけわかりやすく、できるだけ簡単に用意することが、選ばれる見積書に欠かせない要素です。
相手のことに思いを巡らせ、細かいことにも気を配り、必ず良い結果をもたらします。私たちにお任せください。
という内容を伝える見積はラブレターです。簡単に終わらせていいはずがありません。
MYPDFでは、少しでも簡単に見積書を作成できるよう日々アップデートしております。
ぜひ活用して、選ばれる見積書を作成してみてください。